入園・入学シーズンですね。出席される方はどのような装いで行くかもう決めましたか?スーツには気が配れても、足元はおざなりになってしまいがちではないでしょうか?せっかくなら、デザインも履き心地も良く、セレモニーだけでなく普段使いもしやすいものを選びたいですよね。
そうこうしているうちに私はパンプスをなかなか決めることができず、入園式も目前に迫っていました。
入園・入学式での装いについてまとめた記事はこちらです。パンプスについての注意点も記載しています。
数ヶ月前からあれこれ調べていまして、先日ようやくお目当てのものを購入したので、レビューさせていただきます。
先にお披露目してしまいます。私が購入したのはRoger Vivier(ロジェ ヴィヴィエ)の「ベルヴィヴィエ」パテントレザーパンプスのクリームです!
この記事を読むと以下のことが解決します。
まずは、私がロジェヴィヴィエのパンプスを選んだ経緯からご説明します。
なぜロジェヴィヴィエを選んだのか
正直初めはManolo Blahnik(マノロブラニク)のハンギシフラットパンプスにしようと考えていました。そこでXにて皆さんの助言をたまわったところ以下のような結果に……。
約2000人の方にご協力いただき、75%がロジェヴィヴィエという結果に!
ハンギシに心が決まりかけていた私にとっては晴天の霹靂でした。
とにかく痛い!目的地まで持っていって履き替えるという方もいるくらいに。
サテンなのでレザーに比べて足に馴染まない。足に吸い付いてこないので疲れやすい!
サテンは傷がつくとお直しできないので、履く際注意が必要。
あえてデメリットをあげるなら上記のような理由が多かったです。もちろんハンギシはとても綺麗なシューズで今でも憧れや未練はあります…。私が富豪だったら観賞用に購入していたと思います、確実に。
ただ、今の私の生活スタイルには合わないと判断し、皆さんが「歩きやすい!」とオススメしてくださったロジェヴィヴィエに決めました。
Roger Vivier(ロジェヴィヴィエ)とはどういうブランドか?
ブランドのはじまり
1937年、フランスにて、ロジェ ヴィヴィエが自身の名を冠したロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)を設立。
ロジェ ヴィヴィエについて
ロジェ ヴィヴィエは、フランスのシューズブランド。アートのように美しいシューズを製作し、シューズ界のファベルジェと呼ばれている。
(中略)
クリスチャン ディオールの靴や、1950年代から1970年代にかけて活躍したイヴ・サンローラン、バレンシアガ、エマニュエル ウンガロ、クレージュ、バルマンなどの靴のデザインも手掛けた。
FASHION PRESS
ほか有名ブランドの靴もデザインしていたんですね。
「デルヴォー」「ヴァレクストラ」と並んで、巷では“バッグの新御三家”とも評されているようなので、靴だけではなく他レザー商品も優れたものが多くあります。
木型が日本人の足に合っているようで、「他のヨーロッパ出身ブランドの靴は合わないけど、ロジェヴィヴィエのものは歩きやすい!」といった声もよく見かけます。
「ベルヴィヴィエ」と「ベルヴィヴィエ トランペット」の違いは?
お持ちな方なら一目で見分けがつくのでしょうが、ズブの素人の私にはお恥ずかしながら違いがわからず(笑)実際に店舗で試着をすることでようやく違いが分かるようになりました。
どちらを購入しようか迷われている方のご参考になれば幸いです。ちなみに私は、自分の足に合っていた「ベルヴィヴィエ」を選びました。
☑︎ベルヴィヴィエの方がつま先からバックルまでの距離が長い
☑︎ベルヴィヴィエはバックルが太く存在感がある一方、トランペットはバックルが細めで繊細
☑︎ベルヴィヴィエの方が深履きで包み込まれるような感覚、トランペットの方が浅い
個人的には、ベルヴィヴィエの方がクラシカルで上品、トランペットの方が可愛らしい印象を受けました。
私は実際に履いてみたところ、トランペットの方がつま先の圧迫感が強く感じたのでベルヴィヴィエを選びました。実際に履いてみなければどちらと相性がいいのか分からないので、必ず試着してから購入することをオススメします!
最終的には好みですね♪私はベルヴィヴィエのバックルの存在感にも惹かれました。
履き心地レビュー
購入した翌日に早速おろし、家の中で半日履いてみました。個人的な感想としては、
傷ができて血まみれ…ということもなく、総じてとても歩きやすい靴だと思います!
実は店舗で試着をした時からつま先の圧迫感はあり少し購入を迷いました。ただ、レザー素材なので次第に足の形に馴染んでくれると期待して購入しました。今は家の中でたくさん履いて馴染ませています。
接客して下さったスタッフさんもベルヴィヴィエを履いていましたが、かなり革が柔らかくなっていてふにゃふにゃだったのも購入を後押ししました。
初めはどうしてもレザーが固いので、短い距離を歩いて少しずつ慣らすか、手で揉んでもいいと教えていただきました♪
ストッキングを履いて着用する方はすべりやすくパカパカするかもしれません。私は基本的に裸足でパンプスを履くことはないので、インソールも同時に購入しました。すべりにくくなるのでとてもオススメです。
日頃のケアやアフターフォローについて
スタッフさんに教えていただいた日頃のケア方法は以下です。
☑︎水に弱いので雨天時は避ける、万が一濡れた際には柔らかい布で優しく拭く
☑︎使用後は柔らかい布でほこりや汚れを落とすと良い
☑︎寒さに弱くヒビ割れの可能性あり
☑︎色移りや禿げの恐れがあるため、他のものと密着して置かない
☑︎パテント専用のケアローションやスプレーがあるのでそれを使用して手入れをすると良い
☑︎裸足で着用するとやはりインソールの劣化が早い
パテントレザーとは、牛革にウレタン樹脂などでコーティングしたもので、経年劣化しづらく強度があります。丁寧にケアをして使用すれば美しさを保つことができそうです♪
次に、ロジェヴィヴィエのカスタマーセンターに問い合わせて、お直しの詳細についてご回答いただきました。
☑︎ヒール交換:¥25,000程度(3〜4か月)
☑︎インソール交換:¥5,000程度(3〜4か月)
☑︎パテントの塗直し:¥6,000~¥30,000程度(1か月)
(色がつく程度となり、凹凸は残ります。その仕上がりから積極的にはお勧めしておりません。)
☑︎リフト交換:¥4,000~¥6,000程度(2週間)
☑︎ソール(前半分の張り直し):¥5,000~¥10,000(2週間程度)
イタリアからパーツを取り寄せます。(パーツのご用意ができない場合もございます。)
概ね上記のようなお直しが可能だそうです。価格や期間はあくまで参考程度で、実際に靴の状態をみて決まるそうです。
修理可能な店舗がお近くにない場合は郵送することで受付も可能みたいですので、その際はまず店舗にお問い合わせください。
まとめ
私は今回ベルヴィヴィエを購入してとても満足です♪
入園式のために購入しましたが、主張しすぎず上品な靴なので、ホテルディナーやその他セレモニーなどさまざまな場面で出番がありそうです。
パテントレザーは馴染みにくいという一面もありますが、スタッフの方のパンプスを見る限り、全く馴染まないということもないと思います。今はたくさん履くことで、自分の足に合った歩きやすいパンプスになってくれるでしょう。
・ロジェヴィヴィエは靴ブランドの老舗。バッグ新御三家とも評されるレザーブランド。
・ベルヴィヴィエは深履きでバックルに存在感があり上品、トランペットは浅履きかつバックルは華奢で可愛らしい印象。
・パテントレザーは劣化しづらく長く楽しめる。
・ロジェヴィヴィエのアフターサービスはかなり充実しているので安心して購入できる。
皆さんのお買い物の一助になれれば幸いです♪
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